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嘘みたいな、
嘘みたいに晴れた空と、
嘘みたいな現実の景色。
あの、悲しい震災の日に被害を受けた、八戸市の館鼻漁港。
打ち上げられた漁船の解体が、進んでいます。
津波の衝撃で形を変え、塩水の影響で色を変えた、船体。
(こんな表現は不適切ですが)きれいに分割された船体が、いくつも転がっていました。
この日の八戸の空は、まるで絵の具で塗ったみたいな、真っ青な空で、
海の色も、深い深い青で、
自分が絵画の中に迷い込んだような、目眩を覚えるような、そんな景色でした。
こんな景色にも、いつもとかわらず、うみねこさんは空を舞います。
去年ふ化した若いうみねこさんも、まだ茶色の羽毛をふわふわさせて、じっと海風にむかっていました。
自然のちからは、偉大です。
ときにわたしたちに牙を剥き、その威力を見せたかと思えば、
毎年かわらない景色を見せて、わたしたちに季節を教えてくれたりもします。
嘘なんてどこにもないんじゃないか と思わせるチカラが、自然にはあるような、そんな気がします。
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